@article{oai:kuis.repo.nii.ac.jp:00000080, author = {山田, 昌史}, journal = {Scientific approaches to language}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本論文では、Randall 1988等の指摘する-ing名詞化における項構造の継承の問題を取り上げ、項構造の引き継ぎの可否は、統語構造から予測可能であることを提案する。Grimshaw 1990の派生名詞の分類に従って-ing名詞を観察し、-ingに含まれる事象性の有無が項の継承の可否を決める要素であると措定する。さらに、事象性を-ingに指定される統語素性として分析することで統語構造から項の継承性が予測されることを提案する。項の継承を許すProcess -ingは、事象項素性をもつ-ingである。そのため、素性照合のために必要となる項を義務的に要求し、基体の項を継承しなければならない。一方、Result -ingは常に指示表現であるため、統語上認可の必要な素性をもたず、義務的な項の存在を前提としない。このため項の継承をしない。このように項の継承性は、Grimshawが項構造に指定した事象性を統語素性として再解釈することで、統語構造から予測可能であることを提案する。}, pages = {217--240}, title = {-2146826259}, volume = {2}, year = {2003} }