@article{oai:kuis.repo.nii.ac.jp:00000077, author = {岩本, 遠億 and 上原, 由美子}, journal = {Scientific approaches to language}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本研究は「ている文」が表す結果解釈のメカニズムを概念意味論の枠組みで明らかにする.「ている文」の持つ主要な意味の一つである「進行」の意味を定義する概念関数をCR(Cross Section)とした岩本(2002)の分析法を「結果」にも敷衍する.CRは,1次元的非有界事象を状態に変換する関数である.「ている形」が結果を表す動詞は,そのLCSに[ld,+b,BDBY^+,-DENSE]を含む位置変化/状態変化動詞であるが,このLCSにはCRを直接適用することはできない.解釈規則によってPR(Project)が導入された後にCRが適用する.2次元事象,2次元時間なるものが存在しないという概念上の制約により,これ以外の概念素性の組み合わせを持つ動詞(句)にはPRを適用することができず,従ってCRの適用も阻止され,それらの動詞の「ている形」は結果を表さないのである.このことは,これまで、変化動詞でありながら「ている形」が結果を表さないものとして指摘されていた現象や,変化動詞の「ている形」が共起する様々な付加詞によって結果解釈が阻止されるという現象にも,統一的な説明を与えるものである.}, pages = {135--169}, title = {結果の「ている」の概念的意味}, volume = {2}, year = {2003} }