@article{oai:kuis.repo.nii.ac.jp:00000422, author = {堀場, 裕紀江 and 松本, 順子 and 鈴木, 秀明 and ホリバ, ユキエ and マツモト, ジュンコ and スズキ, ヒデアキ and Horiba, Yukie and Matsumoto, Junko and Suzuki, Hideaki}, journal = {言語科学研究 : 神田外語大学大学院紀要}, month = {Mar}, note = {P(論文), 第二言語(L2)学習者の語彙知識の特徴について広さと深さの点から調べるために、中上級日本語学習者86名と母語話者46名を対象に、同一の項目を扱う2種類の語彙テストを行い、テストの種類と語の使用頻度による影響について分析した。語彙の広さテストは、対象語について定義を組み合わせるという形式(c.f., Nation,2001)を、語彙の深さテストは、対象語について意味上関連する語を選ぶという形式(c.f., Read, 2000)をそれぞれ用いた。両テストで扱った対象語は、使用頻度によって分類された日本語能力試験1級・2級レベルの内容語48個で、L2学習者89名と母語話者40名を対象に行った多肢選択・短文完成式の語彙の運用テスト(対象語200個)における結果(堀場他,2003,2004)に基づき選択されたものである。分析の結果、L2学習者は、いずれのテストにおいても、母語話者に比べて正答率が有意に低く、語の使用頻度による有意な効果があったが、テスト間で比較したところ、高頻度語は深さテストよりも広さテストで正答率が高く、低頻度語はテスト間で有意な差が見られなかった。また、L2学習者の正答率は、テストの種類及び語の使用頻度にかかわらず、一貫して有意で高い相関関係があることが分かった。これらの結果から、L2日本語学習者の語彙知識は、母語話者の語彙知識とは量・質ともに異なる特徴をもち、広さと深さの点で強い相互関係を持ちながら発達すると考えられる。}, title = {日本語学習者の語彙知識の広さと深さ}, volume = {12}, year = {2006} }