@article{oai:kuis.repo.nii.ac.jp:00000168, author = {上原, 由美子}, journal = {Scientific approaches to language}, month = {Mar}, note = {P(論文), 授受補助動詞の一つである「ていただく」は、それ自身は謙譲語であるが、相手を上に自分を下に位置づける関係において相手の行為を表すという点で、尊敬語と共通する機能を持つ。本稿では、益岡(2001)による「てもらう」の二分類に基づき「ていただく」を相手に対する働きかけの有無によって二分類し、その意味上の二分類が「ていただく」においては尊敬語との互換性の有無という性質の違いとして表れることを示す。すなわち、相手に対する働きかけのない「受動型ていただく」は尊敬語との交換が可能(尊敬語での表現も可能)であるが、指示や依頼など相手に対する働きかけのある、つまり相手への負担の大きい「使役型ていただく」は尊敬語との交換がほぼ不可能である。最後に、こうした「ていただく」の振る舞いは、対人上の配慮に関する語用論的な制約に従っていることを示す。}, pages = {185--207}, title = {「ていただく」の機能 : 尊敬語との互換性に着目して}, volume = {6}, year = {2007} }