@article{oai:kuis.repo.nii.ac.jp:00000165, author = {井上, 和子}, journal = {Scientific approaches to language}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本論文では、時制辞のムードとして「認定」を仮定し、意味と統語の両面からこの仮定に根拠を与え、これを基に条件節の意味として「仮定条件」と「実現前提条件」に分けた。時制辞を持たない「ば」条件節は,「認定」のムードを欠いているので、主文のモーダルからの制約を受けないと仮定した。この仮定が予測どうりであることを示した上で、「ば」条件節が実現前提条件節の文脈に現われ得るかどうかを,検討した。その結果、仮定条件を表わす条件節と実現前提条件を表わすものは、互いに相手の環境に生起しえないことが分かった。これにより、従来の研究では、個別の制約とされていた制約を一般化することができた。さらに、「と2」と「なら2」が主文のモーダルに制約されるのは、これらの形式がそれぞれ持つ意味と異なる条件表現が要求される環境において起こる制約であることを明らかした。形式を手がかりにした分析の可能性を示したものである。}, pages = {39--73}, title = {日本語の主文のモーダリティと条件節}, volume = {6}, year = {2007} }