@article{oai:kuis.repo.nii.ac.jp:00000164, author = {長谷川, 信子}, journal = {Scientific approaches to language}, month = {Mar}, note = {P(論文), 受動文は、生成文法の初期から、理論の変遷と共に常に考察されてきた構文であり、それだけ、統語理論のあり方の本質と関わる現象と言える。受動文の分析は、GB理論においては、名詞句移動と格の関係について大きく理論的発展に貢献したが、語彙情報と統語構造の関係がGB理論ほど明確でなくなったミニマリストの枠組みにおいても、再度検討される必要がある。本論文では、GB理論の枠組み内で提示されたHasegawa(1988)の受動文の分析を、受動述語を機能範疇の一つと捉えて、そこでは扱うことが難しかった所有受動文も含め発展させる。日本語の4つの異なったタイプの受動文(直接受動文、間接受動文、所有受動文、尊敬受動文)Hasegawa(2001, 2004a, 2004b)の「機能範疇には[±外項][±目的格]素性の組み合わせの違いにより異なった4つのタイプが存在する」との主張から、その存在が予測でき、その構造と派生が説明できることを示す。}, pages = {13--38}, title = {日本語の受動文とlittle vの素性}, volume = {6}, year = {2007} }