@article{oai:kuis.repo.nii.ac.jp:00000148, author = {黒木, 暁人}, journal = {Scientific approaches to language}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本稿は日本語の右方転移/後置文を考察し、従来右方移動(Haraguchi 1973、Simon 1989)が関与するとの指摘がなされてきたこの構文が、動詞句前置/残余句移動(Muller 1996、Kayne 1998)等による左方移動の一例として分析されるべきであると主張する。またその際、本分析が先行研究で述べられている諸特性(島の効果等)を説明するだけでなく、作用域解釈、束縛現象等の新たな事実に基づいて経験的に支持されると論じる。帰結として、本分析は左方移動のみを可能な移動操作(右方移動は原理的に禁じられる)と位置づける反対称的統語理論(Kayne 1994)と合致すると述べる。さらに、この理論の下位概念を構成する。統御、主要部後置型言語における目的語の義務的な移動、そしてCP指定部へのTP移動等が日本語の統語構造において機能する可能性も併せて示唆する。}, pages = {213--231}, title = {日本語右方転移文の構造について : 左方移動分析の観点から}, volume = {5}, year = {2006} }