@article{oai:kuis.repo.nii.ac.jp:00000136, author = {長谷川, 信子}, journal = {Scientific approaches to language}, month = {Mar}, note = {P(論文), 日本語の主文現象を「今」理論的視点をもって考察することの意義を、日本における日本語の統語研究および理論研究の観点から、また、統語理論の変遷と今後の発展の観点から、論じる。近年、理論が抽象度を増し、様々な言語の現象に対応できるシステムとなりつつある反面、その抽象性故に、個別言語の持つ具体的な現象から乖離してきている、すなわち、理論的概念のみが一人歩きし、その理論の方向性と正しさを証明するはずの言語現象の観察がおろそかになってきている、との感を持つ者は少なくないであろう。しかし、理論の発展は、同時に、何が統語論プロパーな領域なのかという本来的な問題に再考を促しており、これまで語用現象として統語的考察から外されてきた現象にも統語理論の観点からアプローチすることの意義がこれまでとは異なった形で認識されつつあると思われる。このことは、今後、日本語の主文現象を軸に、理論的にも、記述的にも、新たな言語研究の波を起こすことができるのではないかとの期待を抱かせるのである。}, pages = {1--8}, title = {日本語の主文現象と統語理論 : 今、主文現象が面白い}, volume = {5}, year = {2006} }